
ここ数日、ガンズばっかり聴いている。
といっても聴くのはファーストの「Appetite For Destrauctions」ばかりだけど。
このアルバムと出会ったのは、ちょうど大学でバンドに夢中になっているときで、
回りにはHR/HM好きな先輩、友人がいっぱいいたが、皆単なるLAメタルの一種と信じ、
聴こうともしなかった。
俺はたまたまMTVで見て、一発で虜になり、翌日には渋谷のシスコでLPを買った。
俺がLPを聴かせると、今まで馬鹿にしていた先輩、友人はこのアルバムを買いに走った。
もう20年近く前の音楽だけど、全く古さを感じないし、未だにゾクゾクする。
こんな素晴らしいバンドをリアルタイムに体験できたことは本当に財産だと思う。
初来日も最高だったしね。
このアルバムは、皆が言っていることだけど、捨て曲がない。本当に全てが計算されて(多分してないんだろうけど、この曲順じゃなきゃ考えられない構成)いるような一枚。
16ビートを感じることが出来るハードロックなんて、エアロ以外には考えられない。しかもそれをデビューアルバムで表現しているとは。
ドラムのスティーヴンは、ドラッグ渦でバンドをクビになったけど、この16のノリは彼のドラムによるところが大きい。事実、その後のマット・ソーラムは完全にHM調のドッシリとしてタイトなドラムで面白くもなんともない。ガンズ1stのなんとも言えない浮揚感というか、悪く言えばケツが落ち着かないノリは絶対にスティーヴンのリズムだからだ。
また、スラッシュとイジーという全く正反対のスタイルを持つギターがある種のケミストリーを生んでいることもあるだろう。イジーという稀代のソングライターと天才的なフレーズを紡ぎだすスラッシュ。それにパンクのアチチュードを加えるダフのベース。
ガンズ1stはこのメンバーだからできた1枚で、他の人では再現は不可能だろうな。
この一癖も二癖もあるバックを従えて、アクセルの七色の声が炸裂している。
今もこのアルバムを聴いているが、始めてガンズを聴いた時のような興奮をまだ感じている。
posted by dyna at 21:46| 沖縄 ☀|
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